木曜日の晩の私

「昨日のうちに用意しておきなさいって言ったでしょ!」
そう母に怒鳴られ続けた小学生時代。
時間割を見て教科書とノートをランドセルに入れるだけのことなのに、どうして出来なかったのでしょうか。



しかし三十歳を過ぎた私はもうあの頃の私じゃない!



経営員として東京の市場に行く前日の木曜の晩となれば、翌日の服を上着から靴下まで揃え、かばんの中身を揃え、翌朝軽く食べられるものを用意し(一度どうせ市場で食べるのだからと何も食べずに行ったら東京駅でうごけなくなった)、深酒もせずに眠るのです。
不可能だと思い込んでいたことも、やれば出来るのだと知りました。この調子で行けば字をきれいにするのも夢ではないかもしれません。
嗚呼、未知なる私よ!