純文学の定義について考える

鎌倉店の文庫棚にはいくつかの区分があります。
岩波文庫
・詩歌句集
ちくま文庫
講談社学術文庫
・ライブラリー系
・小説
・翻訳小説
・純文学系翻訳小説
・女流作家
・軽い知識系
・学術系
・戦争関連
・時代小説
・カラーブックス
・時代小説
・純文学
この純文学というのがくせ者なのです。店長以下三人の見解が異なるため、同じ本が純文学と小説の棚を行ったり来たりしています。芥川賞作家を全員純文学に入れるかと言えばそうはいきません。白州正子は小説ではないのに純文学に入れたがるのは何故。小林秀雄等の評論はどうするのか。公文堂の文庫棚は、様々な葛藤で出来上がっている…いいえ、まだ未完です。