三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常」

kohbundou2011-10-31






人気小説なのでご存じの方も多いかもしれません。作者の三上さんからの取材の申し込みに数週間以上も気付かないという失礼の後、由比ガ浜で「こんなんでいいのだろうか」と心配になるような話をさせて戴きました。三上さんは神奈川県内のSさんで働いてらしたとか。なるほど古本業の描写も細部に渡っています。
私は古本屋ですので、「あー、はいはい」とか「この本は確かに珍しいけど、この前市場に出てたな、×万円で」などと思いながら読んでしまいましたが、古本屋でも古本に興味がなくても楽しめる一冊です。
うちにはときどき「昔の鎌倉の描写がある小説やエッセイ」を探しているお客様がいらっしゃいます。この本も今の鎌倉の様子がよく見えて、生活している身として楽しかったです。



それはそうと、一作目が出てから「あのモデルってあなたなの?」と何度か聞かれました。特に同業者から。力一杯違うと言いたい!えええいっ、店主の栞子さんとはレベルが違いすぎるわー。