負けるな一茶ここにあり

それは去年のこと。
市場でちょっと気になる会話を耳にしました。
「あれ、小林いっさってこういう字でしたっけ?」
何かの本を見て話しているようです。
「オレ、お茶の茶って書くもんだと思い込んでましたけど、こういう字もあるんですね」
その時はなんのこっちゃと思っていたのですが、先日、社史を整理していてはたと気が付きました。



それは「小林一三だーっ!」



おそらく一三の書いた美術関係の本でも見たのでしょう。関西のことをあまり知りそうもない彼に、どうやって小林一三を説明したらいいのか私には分かりません。「松岡修造のひいおじいちゃん」ではあんまりです。
しかし小林一三も、数十年後に阪急ブレーブスがリース会社に売られて近鉄を吸収したり、阪神タイガースが自分の所の傘下に入るなんて夢にも思いますまい。