職業病1

一日棚直し。
本が売れてできた隙間を埋めたり、乱れた背を直したり、積まれた本を整えたり。
よく使う動作に「本と本の間に手を突っ込む」というものがあります。
本を詰めたり、数冊をいったんまとめて手前に引き出してでこぼこを直したり、背の上部が弱そうな本を取り出したりするときです。
私は素手でするので、時々巨大なささくれを作ってしまいます。
痛いだけでなく本に血痕がつきかねないので大変危険です。
家事のお湯で油抜きされ、本の紙で脂をとられ、働き者の私の手なのでありました。