お母さんごめんなさい

kohbundou2008-05-10

店売りをやっておりますと、「棚直し」という作業に結構時間を使います。
洋服屋さんがお客様が広げた洋服を畳むのがお仕事であるように、
古本屋もお客様が適当に本を戻したためにガタガタになった棚や、
手にとってそのまま平台に置きっぱなしにされた本をきちんと直すことがお仕事なのです。


なので、お客様が棚を荒らしても、「さあ、お仕事お仕事」と思って棚直しをするだけです。
別に何とも思ったりしません。
元気なときは。


先日、甥っ子と姪っ子が遊びに来まして、妹は同窓会に行ってしまったので子供たちと遊んだり食事したりお風呂に入ったりしました。
いやもう子供は散らかす散らかす。


「ぼく、プラレールやる!」
「みーたんはピングーみたいっ」
「見て見て、ポケモンシールだよ」
「みーたんもそれやるの!」
「ブロック、どこまでつめるかなぁ」
「牛乳のみたい」
「みーたんものむの!」


その度に私は、
「その前にお片づけしなさーい!!」
と叫ばなくてはなりません。
今になってあの頃の母の気持ちがよく分かります。


そんなこんなで疲れた翌日、荒れた棚を見たりしますと。


大人なんだからちゃんと片づけなさーい!


と思ったりしてしまうのです。


いえね、いいんですよ。
それが私の仕事なんですから。
明日も棚直しを頑張ります!