相撲が好き
私が相撲を見始めたのは、寺尾と逆鉾が兄弟で三役になったくらいからです。
あの頃は小錦、舞の海、若貴、安芸乃島、琴ノ若、琴錦、個性のある取組みが沢山あり、場所中は学校から急いで帰ってテレビにかじりついていました。
それから私も大人になりました。
結局、私たちの求める相撲というのは、伝統や儀礼や国技や品格や麗しい師弟関係や神聖さといった、今ではもう失われつつある「美しい日本」に彩られた装置の中で行われる一種の芸能なのだと思います。
本当はつくられたものだと知りながら、それを心の隅にうっちゃって、劇場の中の勝負を楽しんでいるのです。
だからこそ、真剣勝負の中に八百長が存在していても私は何とも思いませんでした。むしろそんなことをかき立てるマスコミを、野暮だとさえ感じました。
けれど、ここ数年の相撲界で起きていることは、今まで好きだった世界はやはり幻だったのだと気付かせてしまうことばかりです。
時代にそぐわない「相撲」の世界を、時代にそぐわぬまま存続させるために、どうしても外部の眼を取入れてほしいと思います。
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来場所のチケットは入手しやすいかも…。
それでもやっぱり相撲が観たい!