本を探すは難しい

松本清張の本はありませんか?」
これは簡単です。ただし、同じ作家名を指定されるものでも
梅原猛はありますか?」
というのはやや難易度が上昇します。歴史、哲学、宗教、小説、どの棚にあるか分らないからです。
次に難しいのは知らない名前を挙げられることです。仕方がないので「どんな分野ですか?」とお聞きすると、企業の創業者だったりして更に難しくなったりもします。
ますます困難なのは、内容を言われること。
「ほら、有名な話でさ、未亡人が主人公で母親が結核になって」
「何でも良いから二二六事件に関する本はあるかな。でもなるべくわかりやすい本ね」
「馬の絵が載っている本はどこに」
確かに本は沢山読んでいますけれ
ど、ここにある本の全てを読めるわけはありません。

さて先日あった難しい探求書は、
「昔の鎌倉が舞台になった小説やエッセイ」
でした。
川端とか大佛とか立原とか、書いているのは分っていてもそれがどの本なのかどの話なのかが分らないのです。
正月休みは読書の時間に充てたいと思います。