よけいなお世話?

kohbundou2009-05-13

昨日のトラックバック
>ぬかずの3連発www
というのがあったんですけど、それって早いだけじゃないんですか。


こんばんは、荒んでおります公文堂(姉)です。
みんな阪神が悪いんだ。
ちなみに私の順位予想は四位なのですが、はずれてしまいそうです。悪い方に。



さて今日は荒みついでに怒っているお話。


わたくしは華族や皇族関係の本をよく読みます。
天皇制云々ではなくて、日本文化や知らない世界への興味にしか過ぎないのですが、久しぶりに本を読んでいて腹を立てたので書きなぐっておきたいと思います。


昭和天皇に隠されていた妹君がいた!」「謎につつまれた悲劇の皇女」
という内容の本です。
忌まれる双子として生まれたためにすぐに外に出され出家させられ奈良の田舎で一生を尼僧として暮した、
というその内容の真偽はどうでもいいことなんですが、
「(兄)殿下の華麗な日常と、あまりにも隔絶した人生…なんとおいたわしいことか…真に“佛”に近い半生をご存命中に発表してあげたい」
という著者の言種に怒りを覚えました。


これが本当のことかどうかは知りませんよ。
でも書いた本人は本当のことだと信じていて、その上で書いたわけです。
六十八年間もじっと隠し続けてきたことを数回会っただけの週刊誌の記者に書かれて不愉快に思わない、なんて本気で考えたんでしょうか。


「私にはこう思えてならないのである。〈一度でいいから、真実の私は…と叫んでみたい〉との血を吐く思いを圧えつづけてこられたのでは…と。」
じゃあせっかく押えてきたことを言うなよ!
またこの人の取材が傍若無人で(本人が書いているのにそう感じるのはよほどのことではなかろうか)、わたくしは無駄なツッコミエネルギーを使ってしまいました。
まあもとは週刊誌に連載されたものらしいんで、本気にして怒るのもどうかとも思うんですけど。


「悲劇の」とか「いたわしい」とか「かわいそう」とか、言われるまではそうではないことがあります。
本人は「かわいそう」なんて思ってないのに、言われることによって急に「かわいそうな人」になってしまうこの不思議。
わたくしもちょっと体に不自由なところがあるので、「今まで頑張ってきたんだね」と言われたことがありますが、ちっとも頑張ってこなかったし悲しんでもいなし、そのまんま生きてきただけなのでものすごく戸惑います。


例えば横断歩道で白い杖をついている人の手をひいてあげようとするとします。
(実際にできなくても思うときってあるじゃない)。
それは、「かわいそうだから」手を引いてあげるのではない。
「大変そうだから」「困っているみたいだから」そうするんですよね。
わたくしには、誰かが誰かに対して(特にテレビ等で)「かわいそう」などと言ってしまえる世の中に強い不信感があるんです。
言いたくないけど、これは、あれだな。
ほら、あれ。
「心のバリアフリー
ぎゃー恥ずかしい。


この本はまだ本店の入口右側の文庫本棚に並んでいますよ!


さて公文堂にはものすごい量の本がありますので、だぶらないように見ながら本を並べてはいるのですが、気付かぬうちに同じ本が二冊になってしまうことがあります。

親切なお客様がこうして教えて下さったりします。


どなたか存じませぬがありがとうございました!
気をつけますので、何かありましたら今度ともどうぞ宜しくお願いします!!