フランス書院文庫にまつわる話

しつこくてすみません。



わたくし二週間ほど前の日記にフランス書院文庫について
「本の性質上、じっくり吟味したり立ち読みしたりはできないはずです。」
と書きましたが、間違っておりました。
本屋で袋に入っていなければ立ち読みはできる人もいらっしゃるようです。
先日うちの店で一時間以上じっくり立ち読みをしてお帰りになった方がいらっしゃいました。
どれを買うのか吟味しているのかと思いましたが、ただ読んでいただけ。
二時間ずっと携帯電話をいじりながら本を見ていた青年には「値段を調べながらでしたらお引き取りいただけますか」と言うことができたわたくしですが、
ただ読んでいるだけしかも官能小説だしどうみても七十代後半だしというおじいさんに対しては見守ることしかできませんでした。



【ほしい本がもっと安く買えないかどうか調べたくなるのは当然だし、せどりをするのを全否定するわけではありませんが、自分の知識ではなく器械に頼るたよるのはどうかと思うし、その青年はあからさま過ぎた。棚から出しては携帯、値段を見ては携帯…やるならせめてこっそりやれ。】