古本屋とダイエット

くじけぬ為にダイエットすると声高らかに宣言いたしましてから約一ヶ月、山を回避し谷に橋を架け時には休みを挟みながらも順調にここまで来ております。久しぶりに会った人からは「痩せた？」ではなく「小さくなった？」と言われるのが少し気になるところです。

さて自分のダイエットより難しいのが店のダイエット。
公文堂の中で一番色々な古本屋に行っている私から言わせてもらえば、うちの店は本が多すぎます。
山は天をめざし

谷はすぐに埋まり

こんなところにも

あんなところにも

本。本。本。

うちはいわゆる「積み上げ系」古書店ではありますが、それにしたって見る気をそがれるお客様は多いのではないでしょうか。おじいさんがこの山を移動させる姿を見ると、こんなことではいけない！と思うのです。しかし店長（父）などは「ごちゃごちゃのほうがお客さんには宝探しの感覚になれていいんだ」などと申します。
「お父さんはほとんど店に出ないじゃないか！それに発掘的古本屋は日野店だけで十分だ！！」と言いたい気持ちをごっくんと飲み込むことのなんと多いことか。
ああ、本を減らしたい。でも、何が売れるか何を減らせばいいのか分からない。明日も悩みながらたくさんの本を追加する予定です。