経営員の非日常な一週間 その1

しばらく店を留守にして、
明治古典会七夕古書大入札会(終了しています)
http://www.meijikotenkai.com/2012/
の運営のお手伝いをする一週間でした。
この入札会(大市)はふだんの古本屋だけの市会とは違い、一般のお客様が実際に商品をご覧になってご希望の入札金額を決めていただくことができます。その上で委託された業者が入札し、落札出来た場合に手数料を頂戴するシステムです。



7月3日 8時15分集合
地方から送られてきた出品物の確認、都内からの出品の荷受け。
出品明細と入札用封筒と実際の荷物を確認。箱の有無、函の有無、帙の有無、細かな状態、草稿78枚とあれば正確に78枚かあるかどうかも数えます。浮世絵や刷り物はアルバムの台紙に貼り付け、細かいものはパスケースに入れ、展示できる状態に整えます。
私と埼玉から来ている青年U君は、6時半に家を出ないと集合に間に合いません。
彼は「何時に起きたの?」と聞かれ、「出かける一時間前なので5時半ですね」と答えていました。今の若者はおしゃれさんだから支度が大変なんですね。私は6時15分に起きました。いいんです、もう、化粧より睡眠が大事なんです。




7月5日 9時集合だけど
朝食を摂らないと動けないのと、遅刻するとどんな目に遭うか分からないということで、たっぷりと余裕を持って家を出ました。
この日は陳列。
私の担当は二階の地図・古典籍です。とにかくひたすら掛け軸をかけました。時計と反対周りにかけてゆくので左上ばかり見上げる事になります。肩と首がボキボキ。5面の壁にびっしりの掛け軸。皆、二日後には巻いて場所を移して再び掛けるという作業があるを知りながら粛々と展示してゆくのです。(詳しくは7日の記録に書きましょう)。



つづきます