経営員の非日常な一週間 その4

7月8日8時45分集合朝礼前に慌てて朝食サンドウィッチ
経営員にとってはある意味この日が本番。開札の日です。午前中の早い時間は業者による下見と入札があります。下見日にも入札は出来ますが、地方の業者でこの日だけ来る方も少なくありません。事前に目録で目をつけて置いた品を確認して入札します。
今回、私は備品係でした。この日は鉛筆・入札用紙・ボールペンからセロテープや輪ゴム、カッターやひもなど色々な物を管理します。そして主な仕事は袋まき。高額な品や壊れやすい品が多いので、最終的には殆どの品を透明な袋に入れます。この袋まきの作業が腰に来るのです。つらい。
3階と4階の開札が終わると昼食。我々には限られた時間しかありません。3階の隅っこで持ってきてもらったお弁当を慌ててかっ込みました。いつもはちょっと上等なお弁当なのに今年は数が合わなかったとかで、三人だけが今半、他はコンビニ弁当。何にせよみんなでわいわい言いながら食べる食事は合宿のようで楽しいです。
午後からは地下会場へ。会場の中央に二つの大きな島を作り、品を60点づつ陳列します。一定の時間を取り、業者の入札が終わったあと、商品は別室へ。待ちかまえていた開札部隊(他の市会からのお手伝いさん)に開札され、私によって袋に入れられ、台車に乗せられて上の階に運ばれていきます。
上の階では地方と都内にわけられ、更に業者ごとに分けられ、明細が出ればそれと照らし合わされ、荷がそろった段階で終了です。いろんな事が同時進行で行われているので連絡を取り合いながら進行していきます。
開札がすべて終わったのが17時半。明細と商品の付け合わせが終わったのが19時過ぎ。しかし長い一日は終わりません。このあとは打ち上げです!
(打ち上げの模様はあえて記述いたしません)。



7月9日9時集合ねむねむ
最終日。前日2時まで痛飲した体に鞭打ちます。この日の仕事は都内荷の引き取りの受付と、地方荷の発送の立ち会いです。私はと言えばもう一人の備品係のUI書房さんと備品の片づけ。矢筈・自在(掛け軸をかけるときに使う道具)、ガラス棒(本や巻物を広げて固定)、手持ちでは数が足りなくて余所からお借りした物をきっちり数えて返却。なぜか自在の数が増えました。みらくる。そしてこれを機会にロッカーの中も断舎利ばりの大掃除です。
期間中、備品係はあちこちの階から呼びだされる事が多く、用を申しつけられるとエレベーターを待っている時間などありません。移動はほぼ階段。ダッシュ。二人でかかとに靴擦れを作ってしまいました。
今年は「備品係はかかとを守れ」を申し送り事項にしたいと思います。