看板息子2


店を開けてから、まず甥のオムツを買いにスーパーへ。
手を離すといきなり走り出す危険があるので、暑い中でも手はずっと握ったまま歩かなければなりません。
途中でだんごむしや蟻や蝶や江ノ電の誘惑にお付き合いしながらも何とか一番近いスーパーにたどり着きました。


あらまあびっくり、オムツがおいてないですよ


仕方が無いのでおやつとジュースだけを買いました。
「オレンジと、ブドウと、りんご。どれがいい?」
と尋ねても、無理やり三種類とも取ろうとして失敗する甥っ子。
「ひとつだけだよ」
と言っても相手は宇宙人です。
言語は彼にとって都合のいいことしか伝わりません。
こちらも無理やり一つだけを持たせ、何とか次のスーパーへ。
しかしここにもオムツは無いのでした


店に電話して店長に助けを乞うと、駅のそばにドラッグストアができているとのこと。
其のチェーンの別店舗でオムツを購入したこともあるので、またもだんごむしや蟻や蝶や横須賀線の誘惑にお付き合いしながら何とかドラッグストアにたどりつきました。
ふつう紙オムツというのは最低でも3,4種類おいてあるものですが。
ここには一種類しかありません。
代わりといっては何ですが、
「介護用紙おむつ」はびっくりするほどの充実っぷりでした・・・。


つづく