陸奥宗光とローセキとわたし

kohbundou2010-02-01


岩波文庫の整理をしていたところ、唐突に普段見ない振りをしていた本の謎を解く気持ちになりました。陸奥宗光著の「蹇蹇録」。ずっと読めないままほったらかしにしてあったのです。さっそく漢和辞典を引いてみます。



蹇[漢ケン]片足の曲った「びっこ」の意を表す。意味1あしなえ。ちんば。びっこ。2まがる。いりくむ。3停まる。とどこおる。(4以下略)
蹇蹇[ケンケン]1非常に苦しみ悩む。2忠義を尽すさま。(以上旺文社漢和中辞典より引用)


「蹇蹇録」は読み方も意味も分りました。そしてこの「蹇」という言葉を、私も日常で使っているではありませんか。
「ケンケン」です。片足でぴょんぴょん跳ねながら進むあの動きは、「あしなえ・ちんば・びっこ」から来ていたのですか。子供の頃、ローセキやチョークで円を書いて無邪気に遊んだ、あの「けんけんぱー」のケンケンは。
それにしても、このままでは私の中で陸奥宗光といえば「けんけんぱー」が出てくるようになってしまうことでしょう。あんまりなので、これから頑張って「蹇蹇録」を読むことにいたしま